湘南ニ都物語 第1幕 江ノ電をめぐる情景
第10部 (和田塚)〜鎌倉
☆以下、画像にマウスポインタを当てると説明文が出ます!
さあ、いよいよ終点、鎌倉が近づいてきました。
いざ、鎌倉!
電車は和田塚駅を出て、ラストスパートです。
この時、電車の運転台越しに見えるのは、こんな風景です。
ふと、ローカルな雰囲気を感じませんか?
まもなく鎌倉駅という所で、電車は、大きな踏切を渡ります。
この付近は、下馬と呼ばれています。
昔、馬に乗ったお侍たちが、八幡宮が近づいたこの付近で馬を下りたことから
この名がついたそうです。
この旅最後の、大カーブに差しかかります。
このカーブを曲がると、前方に鎌倉駅が見えてきます。
ところで、1949(昭和24)年まで、江ノ電の鎌倉駅は今の場所ではなく、
現在の若宮大路、鎌倉警察署前付近の路上が終点となっていました。
駅名も鎌倉ではなく、「小町」といわれていました。
このカーブは、江ノ電が現在の場所に乗り入れるようになった時にできたものです。
最近まで、この路面に向かう旧線跡の名残がこの付近で見られたのですが・・・
現在はビル工事などで、名残はほとんど消えてしまいました。
そして、ついに電車は、鎌倉駅へと滑り込みました。
現在の江ノ電鎌倉駅は、JR横須賀線のホーム西側に並んでいます。
藤沢駅と違い、鎌倉駅には線路が2本あります。
いつも使っているのは、中央の1本だけですが、
お正月などの大繁忙期には、2本のホームを使って電車を交互に発着させたり、
イベントの開催時では、もう1本のホームに車両を展示留置したりしています。
皆さんご乗車、お疲れ様でした!
これで
江ノ電の藤沢から鎌倉までの
10キロ、約34分の旅も終わりとなりました。
街なかから、海あり、川あり、山あり、そして路面電車の区間あり(^^)の変化に富んだ道中でしたが、
お楽しみいただけましたでしょうか?
たった10キロの道のりですが、その中にあらゆる風景を詰めこんだ江ノ電の旅。
これこそ、
江ノ電の持つ、最大の魅力なのでしょう・・・
◇
では
これより先は、エピローグとして、
鎌倉駅周辺の、いろんな風景をご紹介していきたいと思います。
鎌倉駅には、東口と西口があり、
メインは、若宮大路や小町通りなどにつながりバスターミナルもある東口ですが、
こじんまりした西口も、賑やかになりすぎた東口にはない、落ち着きが感じられます。
江ノ電駅構内にある、江ノ電名店街。 藤沢駅が今のJR駅に隣接していたころは、やはりこうした名店街がありました。 |
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かつて、東口駅舎の頭上を飾っていた時計塔。
今は、西口の一角に移設され、待ち合わせ場所として格好のシンボルとなっています。
そして、ここが東口側の若宮大路路上、その昔、江ノ電の終点「小町」駅があったところです。
右側に見える建物が、鎌倉警察署です。
正面に見えるのは鶴岡八幡宮の二の鳥居、そして段葛です。
鶴岡八幡宮の、三の鳥居です。
鎌倉駅付近の風景は、まだまだご紹介し足りません。
この続きは、次のページで・・・お まけコーナーが
あります♪