湘南二都物語 第1幕 江ノ電をめぐる情景
第3部 湘南海岸公園〜江ノ島
※以下、写真にマウスポインタを当てると、説明文が出ます☆
鎌倉行き電車が、湘南海岸公園駅に滑り込もうとしています。
そして、湘南海岸公園駅到着です。
この駅も、今は無人駅です。
昭和30年代までは「西方(にしかた)」という駅名でした。
今でも国道467号を走る江ノ電バスの停留所にその名を残す、味わい深い地名です。
この駅のちょっと江ノ島寄りに、趣深い家の門がありました。
現在の駅名となっている「湘南海岸公園」とは、
江ノ島西側の海岸一帯、引地川河口付近まで広がる県立公園のことです。
江ノ島水族館、マリンランドといった老舗のレジャー施設、気持ちのいい海べりの遊歩道、
閑散期にはテニスコートになる、広々とした駐車場・・・
そしてサーフビレッジと、その前の海岸に設けられたビーチバレーコート。
この公園には、湘南の風を満喫できるステキな施設がいっぱいです。
休日の浜辺には、カップルや付近に住むファミリーなど、大勢の人々の憩う姿が見られます。
湘南海岸公園駅から700メートルほど歩くと、海岸に出ます。
冬のある日、その海岸に出た所にある湘南ホテルから、西の方を俯瞰してみました。
湘南海岸公園は、こんな風景の広がるところです。
(この湘南ホテルですが、2003年春、残念なことに閉館となってしまいました・・・)
片瀬の老舗、角若松料亭の脇を走り抜けて・・・ (この料亭も、現在はマンションになってしまいました。) |
家と家の間を、一路江ノ島に向けて走ります。 |
湘南海岸公園駅を出た江ノ電は、片瀬の路地裏のような所を走り抜けていきます。
線路からは見えませんが、すぐ西側には、先ほど渡った境川が平行しています。
この辺まで来ると、だんだん片瀬の漁港の雰囲気が漂ってきます。
江ノ電線路のすぐ脇に架かる、 山本橋の上から境川上流を望む。 |
同左、下流を望む。 林立するのは、最近増えたマンションです。 ちょっと、地方の温泉街のような雰囲気ですね・・・ |
※山本橋付近の風景については、こちらもご覧下さい!「RELHAMのホームページ、境川そぞろ歩き」
そして・・・江ノ島駅です。 | 江ノ島駅構内にて |
江ノ電開通当初、藤沢から来た電車は、ここ江ノ島が終点でした。
今でも江ノ電本社は、この江ノ島駅に隣接しています。
片瀬の中心地であるこの付近には、古い商店街が今も息づいています。
これが、江ノ電本社です。
この駅を降りて右手に行くと、国道467号線を越えて、すぐに湘南モノレールの湘南江ノ島駅に行き着きます。
湘南モノレールは当初、江ノ電とは連絡せず一気に江ノ島海岸まで到達するはずでした。
ところが、洲鼻通りの商店の反対に遭い計画を変更、現在の湘南江の島駅を終点としたのでした。
そのため、湘南江の島駅を出ると、短いトンネルを抜けてすぐに隣の駅、目白山下駅に着いてしまいます。
湘南モノレール・湘南江の島駅 | 洲鼻通り。マンションがちょっとエトランゼ? |
一方、左手に向かうと、洲鼻通りという細い通りを抜けて江ノ島へと出ます。
洲鼻通りは、昔ながらのおみやげやさんや射的屋さん(レトロです!)などが並ぶ風情のある通りですが、
最近はマンションなどが林立し、雰囲気が変わってきています。
境川河口にある、小田急片瀬江ノ島駅。関東の駅100選に選ばれました。
そして・・・
江ノ島です。
こうしてみると、まさに「絵」の島ですね!