湘南二都物語 第1幕 江ノ電をめぐる情景
湘南の地を走る、小さな電車、江ノ電。 江ノ電の走る姿は、本当に、本当に絵になります。 全長10キロ、30分ちょっとの江ノ電の旅の中には、 ここでは、そんな江ノ電の魅力の一端でもご紹介できれば、と考えています。 また、江ノ電だけでなく、江ノ電の周りを取り囲むステキな風景も、一緒に取り上げました。 それではどうぞ、お楽しみ下さい。 この度このページは、従来の3部構成を改め、 |
第1部 藤沢〜石上〜(柳小路)
それでは皆さん、
江ノ電の小さな旅の、はじまり、はじまり〜・・・
まずは始発駅、藤沢の風景からどうぞ。
藤沢駅南口の風景 | JR東海道本線、藤沢駅(南口) |
小田急江ノ島線、藤沢駅 | そして江ノ電、藤沢駅(小田急百貨店2階) |
江ノ電藤沢駅は、JR藤沢駅南口にある、小田急百貨店の2階にあります。
ここはもともと、江ノ電百貨店で、1972年、江ノ電百貨店の開業の年に、駅も百貨店の中に取り込まれたのです。
それまでの駅は、現在JR藤沢駅南口駅前に広がるバスターミナルを突っ切って、
当時の国鉄藤沢駅に隣接していました。
小田急百貨店(左側のビル。この2階が江ノ電藤沢駅)とOPAの間の、江ノ電旧線跡
(右側に延びる細長い緑地帯)
ちょうどこの風景の右下あたりに、南口バスターミナル工事期間中、仮設の江ノ電藤沢駅がありました。
なお、このバスターミナルは江ノ電バス専用で、江ノ島や鎌倉方面、片瀬山方面行きなどのバスが
発着しています。最近は、京浜急行と共同運行による、羽田空港行きの高速バスも出ています。
大きな木々の緑が豊かなこのバスターミナルは、2000年春よりバス乗り場を再編し、
新たにマイカーの乗降場を設けました。
藤沢駅南口バス乗り場のご案内 1番ポール;川名(富士見ヶ丘)手広・深沢・大仏前経由 鎌倉駅行き 2番ポール;手広廻り 津村循環・片瀬山循環 3番ポール;藤ヶ谷廻り 津村循環・片瀬山循環(一部手広車庫行き) 4番ポール;手広・長島経由 大船駅行き(一部長島行き・主に通勤用急行便) 5番ポール;高根行き 7番ポール;大船駅経由 羽田空港行き(京浜急行と共同運行のリムジンバス) 8番ポール;山武前経由 渡内中央循環(一部山武前行き通勤用直行便) |
藤沢駅に到着した、レトロ車10形
藤沢駅は、江ノ電の中でも一番近代的な駅です。
できた当時は、完全なドーム型のヨーロピアンな風情でしたが、1990年代半ばに乗降客の増大に対処するため、
乗車ホームを拡幅しました。ドームの壁を抜いて広げたため、この部分は普通の箱形になっています。
1998年11月からは自動改札も採用し、ちょっと見には都会の駅とあまり変わらなくなりました。
さあ、鎌倉に向けて出発だ!
藤沢駅を出てすぐの所 | 都会のような高架線を行く |
石上駅です。
藤沢から石上までは、ほんの1分強で着いてしまいます。
藤沢からの高架線は、石上駅のすぐ手前で地上に降ります。
1972年の藤沢駅移転の際、この駅も同時に改築されました。コンクリート製の、良く言えば近代的な、悪く言えば味気ない無人駅です。
駅の両サイドを道に挟まれ、ちょっと路面電車の停留所っぽい感じもします。
たった一駅来ただけですが、まわりにはもう、鵠沼の住宅街の雰囲気が感じられます。
藤沢市民会館や県の藤沢合同庁舎、秩父宮記念体育館などには、藤沢駅よりもこの駅から歩いた方が
近いです。鎌倉方面から江ノ電に乗ってきて、これらの施設に行かれる方には、石上下車をお薦めします。
(藤沢駅の方から来られる方は・・・敢えて一駅乗らなくてもいいと思います(^^;;;)
石上〜柳小路間の旧・川袋駅付近から、 石上方を望む |
同左、柳小路方を望む |
石上を出ると、沿線には、にわかに鵠沼の雰囲気が広がります。
江ノ電沿線の中では、この辺りは線路まわりが比較的ゆったりした区間です。
車窓には、次第に住宅が増えてきます。
この風景、ひなびた雰囲気ですね。これから先の旅情を予感させます!
線路の先が、柳小路駅です。
第1部 藤沢〜(柳小路) |
第2部 柳小路〜(湘南海岸公園) |
第3部 湘南海岸公園〜江ノ島 |
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第5部 (腰越)〜鎌倉高校前 |
第6部 (鎌倉高校前)〜(稲村ヶ崎) |
第7部 稲村ヶ崎〜(極楽寺) |
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第9部 (長谷)〜和田塚 |
第10部 (和田塚)〜鎌倉 |
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