かっしーの家別館 過去の湘 南二都物語プロローグ
1999.10.10.湘南台総合駅誕生!
1999.10.10、この日は、爽やかな秋晴れの一日でした。新しい駅の門出にふさわしい日です。
小田急江ノ島線湘南台新駅がこの日、開業しました。これで、99年3月の相鉄いずみ野線湘南台延長開業、同じく99
年8月の横浜市営地下鉄湘南台延長開業と続いてきた、湘南台の新駅トリオが全て開業したことになります。新たに3つの駅
の集合体となった湘南台新駅は、北部湘南エリアの拠点にふさわしい規模と設備を持つ、洗練された駅となりました。 それでは、小田急湘南台駅を中心に、相鉄・市営地下鉄の湘南台駅と統合された、湘南台総合駅の誕生初日の模様をお伝 えしましょう。 |
小田急江ノ島線、湘南台駅ホームです。今回の駅舎地下化に伴い、ホームを藤沢方に大幅に延長しました(手前が藤沢
方)。また、ホーム拡幅も併せ行われています。地下1階のコンコースまでは、エスカレーター、エレベーターが完備され、ス
ムーズな移動が可能です。
従来のホームは長後方にそっくり残っていますが、本日から締め切られ、取り壊し→改築が行われます。工事完成後の小 田急湘南台駅は、10両編成も停車可能なスタイルに生まれ変わります。 |
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小田急地下改札内コンコースの様子です。天井の青い照明が、湘南台エリアの若々しいイメージを象徴しているようです。 壁面は白を基調にまとめられ、明るい雰囲気です。 | |
今度は、改札外コンコースから、小田急駅を望んでみました。 向かって右側が、西口及び相鉄湘南台駅、左側が、東口及び横浜市営地下鉄湘南台駅です。 |
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小田急改札付近の地下コンコースには、明かり取りのためのトップライトが2ヶ所設けられています。おかげで地下にもか かわらず、このコンコースは非常に明るい通路になっています。 | |
小田急駅開業と同時に、小田急マルシェがオープンしました。これは最終的には地上2階、地下1階のテナントビルとなる
予定ですが、地上2階はまだ工事中のため、とりあえず地下1階部分のみの開業です。 旅行代理店や、おそば屋さん、コンビニエンスストアなどが入居しています。 |
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東口駅前広場の下に位置する、広大な地下広場です。右手奥が小田急駅、左手が横浜市営地下鉄駅です。
藤沢市の広報によるとこの広場は、「湘南台ちかちか広場」と命名されているようですが、これだけ広大な空間なら、 ちょっとしたイベントなど楽々とできそうです。現に、10月30,31日に予定されている第1回湘南台ファンタジアで は、ここで前日祭が行われる予定です。 |
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湘南台駅西口地上部です。画面中央に見えるガラス屋根の平屋の建物が、地下コンコースのトップライトです。
西口は東口より整備が進んでおり、バスターミナルなども完成しています。将来の拠点駅らしく、西口には多くのバス路
線が乗り入れてきています。 |
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昨日までの小田急湘南台駅は、まだ湘南台が小田急だけの駅だった頃からの、橋上駅舎でした。今日からこちらは閉鎖で
す。跨線橋入り口にはバリケードが貼られ、駅職員が新駅舎の案内に出向いてきていました。 この橋上駅舎も、これから取り壊されることになります。 |
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西口駅前から延びる大通りです。この道路の下に、相鉄いずみ野線のホームが延びています。 相鉄線は10両対応ホームのため長さが200メートルほどあり、東口から西口にかけて小田急線と垂直に長くホームが延びて いますが、市営地下鉄は6両編成のためホーム長も相鉄線の半分ほどで、東口の駅前地下だけのスペースで済むため、西口側の地 下にはホームはありません。 |
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ところ変わって、湘南台駅東口側地上部です。こちらは、まだ工事がかなり続いています。左側に見えるのは、上で紹介し
た小田急マルシェの地上部の工事風景、中央やや右手の大きな円筒は、地下からの排気筒です。
バスターミナルもまだ暫定で、これから上屋の整備などが行われます。東口に発着するバス路線は西口側に比べるとずっ と少なく、立場ターミナル、藤沢駅、ドリームランド(ハイツ)が主なところです。地下鉄ができる以前は、長後駅や戸塚 駅、いずみ野駅行きのバスも出ていましたが、これらは8月の地下鉄開業とともに廃止されました。これらも全て、神奈中バ スです。 |
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東口駅前から延びる大通りです。この先この道は、国道467号線(旧県道藤沢町田線)に突き当たります。その先には緑
豊かな、藤沢市立湘南台公園が広がっています。
この道の下には、相鉄線と市営地下鉄線の線路が延びています。この2線の線路は、この道の地下をずっと直進で進んで 湘南台公園地下を抜け、その少し先で地上部に出て境川を渡り、横浜市エリアへと入っていくのです。 |