かっしーの家藤沢館 第16展示室

誕生!新江ノ島水族館 − 今ひらく、新しい時代の扉−


Vol.1

相模湾大水槽の前にて、泳ぎ回る魚たちを見上げる・・・



2004年4月16日、あの「えのすい」が生まれ変わりました。

日本初の近代的水族館として1954(昭和29)年に生まれた「えのすい」。
この「えのすい」が、約半世紀の輝かしい歴史にピリオドを打ったのは、2004年1月のことでした。
そして、その「えのすい」の仲間達を引き継いで生まれ変わった「新江ノ島水族館」が、
今、湘南の地に新しい歴史の一歩を踏み出したのです。

新「えのすい」は、旧海の動物園・マリンランド、そして江の島水族館が一体となり、
そして新たに、海や生き物について実際に体験しながら学べる「なぎさの体験学習館」も併設されています。
建物の場所は、かつてマリンランドと海の動物園のあった国道134号の海側にすべて移り、
相模湾の広大な風景を何にも邪魔されずに思いのままに見渡せる、絶好のロケーションを誇ります。
そして新えのすいは、日本の水族館の先達らしく、「生物や標本を見学するだけの水族館ではなく、
海洋生物の宝庫である「相模湾と太平洋」と「生物」を基本テーマに、
遊びながら学ぶことができる<エデュテインメント型の水族館>」(新江ノ島水族館ホームページより引用)という、
一歩進んだポリシーを持っているのです。

そのコンセプトは、ズバリ「わくわくドキドキ冒険水族館」。

さあこれから、みんなで、新えのすいの冒険へと出かけましょう。



 これが、新えのすいの外観です。
 小田急の片瀬江ノ島駅から来ると、3分ほどでここに着きます。左側が海、右側が国道です。

 江ノ島海岸の砂浜の色に溶け込む、淡茶色の外壁。前に広がる大きな広場。
 湘南の海にぴったりの、とても明るく、開放的な空間です。

 この付近は、かつてマリンランドがあったところです。こんな広々とした空間に生まれ変わったのですね。
 エントランスへとやってきました。
 この大きな屋根の下の空間は、「湘南お祭り広場」と呼ばれています。

 4月16日、ここで徳光和夫氏(新えのすいの応援団長。新江ノ島水族館の堀館長とは、大学で同級のご縁だそうです。)らを ゲストに、神奈川県知事や一番乗りを果たしたお客さんなども交えて盛大なオープニングセレモニーが開催されました。
 今後もこの広場では、さまざまなイベントが開催されるようです。
 
 この広場左側に、水族館内部への入口があります。



館内マップです。
左側が入口、そこから階段を2階へ上がって、大水槽の周りを巡りながら底の方へと降りていきます。
そして深海魚やクラゲなどのいるコーナーを通り過ぎて、再び2階へ。
展望デッキから相模湾の雄大な眺めを堪能し、ペンギンやオットセイのいるコーナーを通り過ぎて、
イルカ君や、えのすい一の人気者、ミナミゾウアザラシみなぞう君のいる
ショースタジアムへとたどり着くのです。

新えのすいの建物は、地上2階、地下1階で全長253m、奥行き42mと、東西に細長い建物になっています。



 さあ、水族館の中へと入ってきました。
 中の壁もオレンジ色に塗られ、明るい雰囲気です。

 わくわくドキドキしてきましたか?
 
 ここから階段を上がり、湘南お祭り広場の上をデッキで抜けていきます。
 さあ、いよいよ水族館のメインエリアへと入ってきました。正面に、大きな水槽が見えてきま す。
 この水槽は、新えのすいの目玉の一つ、「相模湾大水槽」の上部です。 これからこの水槽の周りを巡りながら、少しずつ底の 方へと降りていくのです。
 詳しい解説は、底についたらのお楽しみ・・・(^^)
 
 







途中にあった、海草の生い茂った水槽。 珊瑚の生い茂った、こんな水槽もありました。
海中の極彩色、きれいですね・・・



 底に降りていく途中でも、大水槽を横から眺められるようになっています。

 ここは湾曲したガラスのせいで、不思議な雰囲気を醸し出していました。
 まるで、海底に潜っていくような気がしますね・・・


そして・・・大水槽の底が見えてき ました。

 この相模湾大水槽は、新えのすいの一つの目玉とも言えるもので、
目の前に広がる相模湾の一部をそっくりそのまま切り取ってきたような雰囲気を私たちに味わわせてくれます。
銀色のおなかを光らせながら群れをなして泳ぎまわる、8,000匹のイワシの大群が圧巻なのですが、
それにアジ、スズキ、エイ(小さなサメも!)といった魚たちも加わり、
まるで我々が相模湾の中に潜ったような気分にさせてくれます。

江ノ島付近では釜揚げシラスがとてもおいしいのですが、
シラスはイワシの子供。あの白いシラスが成長すると、こんなイワシの大群になるんだな・・・
なんて思いを馳せてしまいます(笑)。

お客さん達も、みんな引きこまれそうな様子で水槽の中を見入っていますね。


 また、この大水槽では、
えのすいの飼育スタッフのお兄さんやお姉さんたちが水槽の中に潜って、
魚たちにえさをあげたり、魚たちの泳ぐ様子を間近から撮影したりしてくれます。

左側が水中撮影のお兄さん、右側が魚達にえさをあげるお姉さんです。

特にえさをあげる時など、お姉さんが魚たちに取り囲まれて見えなくなるほど!
お魚が好きな人なら、たまらない一瞬かな・・・

水槽の前ではそんな様子を、たくさんのお客さんがじっと見つめていました。
僕も、わたしも、こんな風にお魚と遊べたらいいな・・・そんな風に憧れた子もいたかなあ?


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