かっしーの家藤沢館 第10展示室

帰ってきた「かわうみ」(Vol.1)

久しぶりだね、みんな!

 

去る2000年3月、引地川にとって忘れることのできない出来事が起こりました。

荏原藤沢工場からの、高濃度ダイオキシン流出・・・
引地川に親しんできた付近住民にとって、まさに悪夢のような出来事でした。

あれから、はや一年。
引地川に、再び春が巡ってきました。

ダイオキシン問題は、まだ完全に解決したわけではありません。
しかしその一方で、引地川からは、小さな生命の息吹が聞こえはじめています。
水面にはかも達が戯れ、岸辺には若い緑が息づき、
そして水の中には、ぼらが群れています。

そして、あの「かわうみ」による、
引地川いかだ下りが、帰ってきました。

2001年3月18日、よく晴れた日曜日、引地川河口で行われたいかだ体験の模様をお伝えしましょう・・・

今回の集合場所は、引地川の河口付近、鵠沼橋のすぐ下手です。
私たちが到着したときには、すでにテントが張られ、皆さん準備に余念がない様子でした。

岸辺にあった水槽には、大きなボラが一匹・・・河口で捕まえたんだそうです。

さあ、おなじみ「手作りいかだ」を川に浮かべます。
いかだに乗る人は、乗船名簿(?)に名前を記入します。

みんな乗りこんだかな?さあ、出帆だ!

引地川は、今日も穏やかです。
いつもながら、川面から見上げる岸辺の景色は、とても新鮮です。

いかだに揺られる私達の頭上には、トンビが1羽、輪を描いて飛んでいました。

 

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