湘南二都ギャラリー

藤沢・鎌倉を中心とするエリアの季節の風物やちょっとした出来事を、
「かっしーの家の独断と偏見で」(笑)、画像とともに紹介するコーナーです。

☆2002年9月☆
- 祝・江ノ電開業100周年 -


2002年9月1日、
この日、江ノ島電鉄は開業100周年を迎えました。


(開業100周年記念のヘッドマークも誇らしげに、夕方の小動付近を行く)


1902年(明治35年)9月、湘南の藤沢〜片瀬(今の江ノ島)間に、
日本で6番目の電気鉄道として、呱々の産声を上げた江ノ電。

幾多の変遷と、時代の荒波にもまれつつも生きながらえ、
100年もの間、藤沢〜鎌倉10kmの道のりを、
いつも変わらず、走り続けてきました。

今月は、そんな江ノ電に敬意を表し、
ささやかな特集を組んでみました。

(ちなみに現存の電気鉄道では、大師電気鉄道(現・京浜急行大師線)に告ぐ2番目の古さを誇ります。)

8月31日から9月1日の土日、
鎌倉駅では、引退も近づいた502編成を使った
イベントが行われました。
普段ほとんど使われない、鎌倉5番線に入った502編成。

車内では、開業からこれまでの歩みを振り返る写真展や、
記念グッズの販売などが行われていました。

いつもは立入禁止の運転台も開放。
江ノ電の制服を借りて、記念撮影する人もいました。



さて雰囲気はガラリと変わり・・・
ここからは9月7日の夜運転された、江ノ電ワイン電車イベントの風景を
ご紹介しましょう♪


藤沢駅にて発車を待ち、しばし佇む・・・
今宵の宴への期待に、胸膨らませ・・・



ワイン電車・ビール電車は2年前から毎年運行してますが、
今年は、
開業100周年イベントの一環にも位置づけられています。

派手な電飾と、亜麻色の灯に彩られた車内が、
素敵なワインとの出会いへの期待感を
いやがうえにも掻き立てます(^^)



乗車記念の撮影をするグループ。
賑やかになりそうですねー♪
さあ、いよいよ車内へ!
座席と座席の間に細長いテーブルがしつらえられ、
その上には、各種銘柄のワインボトルがずらり勢ぞろい!
大いなる喜びの一瞬です(笑)

これらワインは、
藤沢に工場のある、メルシャンさんのご提供です。



みんなの手は、早速ボトルに伸びていきます。
当たり前ですね。この状況じゃ☆
さて、どれから飲むかな・・・

ワイン電車は、藤沢〜鎌倉間を一往復、
1時間12分の旅路です。
盛り上がる車内風景。
やはりワインは、
私達の期待を裏切らない、素晴らしいものでした。

黄色い江ノ電のはっぴを着てるのは、
メルシャンの社員の方です。
本日のワインの銘柄を解説してくださいました。

クイズの余興や、海辺を走る時の消灯サービスなど、
演出も盛りだくさん!
宴は、最高潮に達しました。



1時間12分は、あっという間でした。
たちまち電車は藤沢へ・・・
お土産を手に名残惜しげに見送るお客さん達をホームに残し、
宴の後のワイン電車は、
車庫へと回送されていったのでした・・・


そしてまた、舞台はガラリと変わり、
9月15日(日)に、江ノ電極楽寺工場で行われた、
開業100周年記念タンコロフェアの模様です。

このタンコロ(江ノ電の昔の1両編成の電車をタンコロといいます)フェアは毎年あるのですが、
今年は開業100周年ということで、
例年より一層大規模に行われました。


ミニ江ノ電の運転会です。 江ノ電もなかのお店、
扇屋さんがつくった、特製品です。
これは、もったいなくて食べられませんね・・・



工場内で行われた、電車の中古部品即売会です。
今年はたくさん貴重な部品が売りに出され、
大賑わいでした。
留置された502編成の車中では、
沿線のいま・むかしの写真展が行われていました。
談義に花が咲きます・・・

余談ですが、2002年夏に公開された
江ノ島付近が舞台の映画「ピンポン」
(窪塚洋介主演・曽利文彦監督)では、
この502編成の車内が、ロケで使われていました。



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