かっしーの家藤沢館 第14展示室

そして、今、
江ノ島に新しい風が吹く!

(Vol.4)

- 新展望灯台&サムエル・コッキング苑、オープン -


旧展望塔があった場所(サンセットテラスの一角)の1階にある、郷土資料室。
昔の思い出が、ここにはしっかりと息づいていました。


エレベーターを降りると、そこには、
360度の大パノラマが広がっていました。

本当に、地球が丸く見えます。

旧展望塔は、展望フロアは基本的に野外でしたが、
新しい展望灯台では、
展望フロアの周りがぐるりとガラスで覆われました。
これで、雨の日でも大丈夫ですね。

そしてこの上には、野外展望フロアもある
2階構造になっています。

屋外展望フロアへの階段を上ります。

屋上展望フロアにて。
実に、実にさわやかな、そして開放的なスペースです!

周りに見えるのは、広大な海!
そして、湘南海岸・・・

ただし風が強い日は、飛ばされないよう注意が必要です!
この日も、すごい風でした・・・


そして、展望灯台の一番上には、
灯台の光源室がありました・・・
灯台の機能自体は、2003年の1月1日午前0時から、働いています。
灯台機能の新旧交代は、2002年大晦日〜2003年元日にかけての一大イベントでした。

左側に見えるのは、テレビカメラのようです。
ここからの風景が、そのうち朝のニュースなどで流されるようになるかも知れませんね。


屋上の展望フロアから見下ろした、
コッキング苑の風景です。

生い茂る緑豊かな植物は、
以前の植物園時代以来、引き継がれています。
そこに新しく、コッキング温室遺構や昆明広場の四阿(あずまや)、
松本広場の松本館などが加わりました。


これも屋上展望フロアからの風景ですが、
ここが、旧展望塔のあった場所です。
今はVol.3でご紹介した、サンセットテラスの一部分となっているのですね。
ちょうど丸く見える部分に、旧展望塔が建っていました。

この丸いテラスの下(1階)には、グッズショップやカフェ、
上でご紹介した、郷土資料室などがあります。


展望灯台の、東南側を望んだ風景です。
島の端にそびえる鉄骨のタワーは、
この展望灯台の改築工事に大きな威力を発揮した
工事用ロープウェーの支柱です。

こんな場所ですから、
工事材料をトラックで運ぶわけにはいかず、
島のふもとからロープウェーで、吊り下げて運んだんですね。

工事が完全に終われば、取り壊される運命にあります。

左の風景の反対側(西北側)です。
鵠沼海岸、辻堂海岸が、大きく広がります。

Vol.3でこの方角の、
サンセットテラスからの風景をご紹介しましたが、
展望フロアから見ると同じ風景でも、
雄大な眺めになりますね。

さあ、下に降りましょう。
展望灯台の下部を、展望フロアから覗いてみました。

螺旋階段が見えますが、
風がなければ、エレベーターのほかに
この階段を使って降りることもできます。
この日は強風で、閉鎖されていました。

先ほどの旧展望塔跡の1階です。
右手に見えるのが、グッズショップです。
左手には、見えませんがカフェがあります。

そして、前方左側奥に進むと、
そこに郷土資料室があります。


郷土資料室には、
上でご紹介した旧展望塔のレプリカや、昔の江ノ島風景の写真などが飾られています。
江ノ島のこれまでの歴史は、この郷土資料室に引き継がれ、脈々と息づいていくのでしょう。

これは、旧展望塔の一番上で光り輝いていた、
旧灯台の光源(ライト)です。
カメラのフラッシュを浴びて、白く光っています。

半世紀の長い間、海の安全を守り続けてきたライト。
そして、江ノ島のシンボルの役目も、立派に果たし続けてきてくれたライト。

本当に、長い間お疲れ様でした。

(文中の参考文献のほか、藤沢市ホームページ及び「江ノ電の100年」(江ノ島電鉄兜メ 集)を参考にしました。)


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