デマンド区間では前述のように、バス停でコールボタンを押さないとバスが来ません。
　バス停には、デマンド区間を走行した場合の想定時刻表が貼ってあり、バスに乗車する際には、一応、この時刻の５分前までにボタンを押して欲しい旨の、注意書きがしてあります。

　デマンド区間は、ご覧のような細い道で、周りには住宅が建ち並んでいます。運転手さんに聞いた話では、日中はほとんどデマンド区間を運行するが、早朝と夜間は、デマンド区間に入らないこともある、というようなことでした。このデマンド区間の運行には、４〜５分の時間がかかるそうです。
　デマンド区間以外のバス停に掲示してある時刻表には、デマンド区間を通らないで運行した場合の時刻が表示してあるので、大船駅行き、桔梗山行き共に、デマンド区間以後のバス停でバスを待つときは、予定通過時刻よりも４〜５分遅れるということを承知しておく必要があります。

　ご覧のように、非常にいかめしい作りになっています。真ん中付近に見えるのが、デマンド用コールボタンです。大船駅行き、桔梗山行きとも、ボタンを押すと赤ランプがつき、バス呼出中であることがわかるようになっています。
　一方、車内のコールボタンは普通のワンマン用降車ボタンと同じ作りで、押すと警告音が鳴り、ランプがつくと共に車内にデマンド区間を走行する旨の放送が入るようになっています。もちろん運転席にも、デマンド知らせ灯があってコールボタンが押されると点灯し、運転手さんにデマンド区間へ入るよう伝えるようになっています。